2019/11

01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30

......


開発写真撮影が上手くなる


未来大生鈴木さん「メタピクチャ」


コメント記入で上達支援
カメラ技術が発達し、より奇麗な写真を撮りたいという要望が高まる中、公立
はこだて未来大学大学院生の鈴木祥史さん(22)が、デジタルカメラで撮っ
た写真にコメントを残していくことで写真撮影技術の向上を助けるシステムを
開発した。



奇麗な写真を撮るためには、細かい設定のできる一眼レフカメラでの撮影が望
まれる。しかし、一眼レフカメラは、多くの知識と技術を要するため一般の利
用者には難しく、手の出しづらいものとなっている。


そこで、鈴木さんは、「誰でも手軽に奇麗な写真を撮影できるように」と写真
撮影技術の向上を助けるシステム「メタピクチャ」を開発した。メタピクチャ
は、自分の行動を振り返るという上達に効果的な学習法に注目したシステムで
あり、利用者は写真に対して日記のようにコメントを書きためていくことで客
観的に学習することができる。
 


「写真を通して感性が豊かになってほしい」と話す鈴木さん


使い方としては、利用者は一眼レフカメラで撮影した写真をメタピクチャ上に
保存し、コメントを記入していくというもの。コメントはカメラの設定や構図
など、撮影時の状況を振り返りながら記入し、時間が経っても当時の撮影状況
を客観視できるようになっている。「日記のように楽しんで記録できれば、長
く続けられ、自分の撮影方法を客観的に見ることで撮影技術の上達に繋がる」
と鈴木さんは話す。


評価実験では、一ヶ月間被験者にメタピクチャを用いて撮影をしてもらった写
真の展覧会が行われた。その結果、メタピクチャ使用後の写真の方が未使用の
写真より高い評価を得たという結果になり、鈴木さんの開発したシステムの効
果が確認された。メタピクチャの普及により、これまで手の出しづらいもので
あった一眼レフカメラを新たに利用する人が増えるのではないかと予想される。

鈴木さんは、「今後は、ネットワーク技術を用いてユーザ同士でコミュニケ
ーションをとれるように発展させていきたい」と話している。 
(新家亮太)