2019/11

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情報も写す未来の「鏡」提案

日常生活にコンピュータを溶けこませたい

情報技術が発達し、日常生活にコンピュータが埋め込まれることが進みつつあ
る昨今、公立はこだて未来大学の鈴木祥太さんは、日常的に使っている「鏡」
に着目し、鏡の前で「髪の毛を整える」「服を直す」などの振る舞いに応じて、
髪型や服装などの情報を表示するシステムを提案開発した。



日常生活で使っている道具に、コンピュータが埋め込まれたら。技術の発達に
よってそんな願望が叶いつつある。公立はこだて未来大学では、コンピュータ
を埋め込んだ鏡が提案されている。学生の鈴木祥太さん(22)は、「MIRROR 
ACTION」と呼ばれる鏡を開発した。その使い方は至って簡単。この鏡で、いつ
もどおりに自分の姿を確認しながら髪の毛を整えたり、服を整えたりするだけ。
すると、最近流行の髪型の情報や服装の情報が、自分が写っている鏡上に表示
される。


「MIRROR ACTION」のシステム構成と使用モデル

これは、鏡に映った人の身振り手振りをコンピュータが判断して表示を行って
いる。現段階では、カメラで読み込んだ映像をディスプレイに写したものを鏡
に見立てて実験を行っている。鈴木さんは「鏡」を選んだ理由として「普段何
気なく使っている道具に、コンピュータを溶けこませたかった。」「元々の使
い方を活かすことで、特別な使い方を覚える必要がないため、より使ってもら
えるのではないか」と語る。

今後の展開としては、鏡だけに収まらず、他の様々な日常生活で使っている道
具にコンピュータを埋め込み、連携させたいとのこと。例えば、冷蔵庫の中身
の賞味期限がわかるシステムと連携して、外出の直前に鏡を使った際に、賞味
期限間近の食品が表示される。クローゼットに入っている服がわかるシステム
と連携して、着替えの際に鏡に服の情報を表示されるなどが考えられている。
(松木裕作)