2019/11

01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30

......


漁業のIT革命

漁師のための電子操業日誌

リアルタイムな管理

公立はこだて未来大学情報アーキテクチャ学科4年の武藤悠助さん(22)
は、海の上でインターネットを利用し、漁師の操業日誌を漁をする度にデジタ
ルデータとして送信するシステムを開発した。


従来、漁師はその日の漁の収穫量・収穫時間を記録する操業日誌を毎日手書き
で書いていた。そして1ヶ月に一回水産試験場に手書きの日誌を提出していた。
しかし手書きの日誌はデータ入力の間違いやデジタルデータに書き起こす手間
が問題視されていた。また資源管理を正確に行うこと、漁の作業を効率的かつ
迅速にすることが重要視されている背景がある。そこで海の上でインターネッ
トを使い、漁を行った時すぐに操業日誌を水産試験場に送信するシステムを開
発した。 仲間の漁船の情報を見ることができる機能もある。


無線LANを搭載した漁船

本システムでは漁船に防水性や頑丈さを考慮したタッチパネル式のパソコンを
搭載した。しかしパソコンを使った入力は、漁の作業中に手を離すことができ
ないため入力の手間を最小限にすることが重要である。現在ではパソコン画面
上をタッチして入力する操作方法である。しかし今後の展開として漁をしなが
らでも操作出来るように、大きなボタンを叩くだけ、棒を掴んで動かすような
直感的な操作方法を導入することが改善点である。


タッチパネルで操業日誌を記録

本システムは留萌漁業組合と大学生との共同研究なので、大学生が社会の現場
を実際に体験することにも役立っている。

6月16日から留萌漁業組合のナマコ漁を行う3隻の漁船で試験的に実装され
ている。仲間の漁船の情報を見る機能は、インターネット技術の利用によって
実現したことであるので、漁師の中で高評価を得ている。
(大下優弥)